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2004.12.12

今年もまた、古城に佇み、いにしえに思いを馳せ松籟に耳
を傾けながら、一献傾けようという呼びかけに8人の侍が馳
せ参じた。朝のうちは晴れ間ものぞく天気で足取りも軽く、ま
ずは壺坂寺へと向かう。
今年は山の紅葉はまだ残っているところも多く、晩秋の風
情につつまれながら山頂をめざす。12時頃山頂の城跡に着く。
山頂は他の登山客が既に昼食を取ったりしていた。早速、我
々も即席の宴会場開きをする。
中村奈良町鍋奉行の隠し技の一品料理で、普段は余り飲め
ないはずなのに??空のコップになるのが早い。気がつくと
未(ひつじ)の刻をまわっている。おのおの方そろそろ退散の時
でござると、下り始めたら、雨がポツリポツリと降り出した。
帰りは猿石から宋泉寺の方へ下るコース。回って?いてもさ
すが山歩会の侍諸君、足早に下って日暮れ前に山を下りる。
近鉄壺阪山駅に着いたのは、日も暮れて薄暗くなりし頃。
降り出した雨も大したこともなく助かる。 電車に乗り込み楽し
き一日が終わる侘しさを思う内に夢の中。
皆の衆大儀でござった。